現場の様子 R7.6
- romane1977
- 6月23日
- 読了時間: 3分
更新日:6月27日
河北郡津幡町字田屋 地内
法枠吹付工
「車窓から遠目に見える、静かな幾何学模様。近づけば、汗と技術で刻んだリズムの結晶。」
~法枠吹付工の現場から~
法枠吹付工の仕事とは?
〜現場で材料を整えるところから始まる〜
斜面に合わせて一つひとつ形をつくる「法枠吹付工」は、まさに現場で完結する仕事。
その第一歩は、材料づくりから始まります。
①タイヤショベルを使って砂を入れる
現場に届いた砂を、タイヤショベルで丁寧に投入。
重機を操る技術も、職人の腕の見せどころです。
②セメントと砂を混ぜる
次に、セメントと砂を絶妙な配合で混ぜ合わせます。
この工程が、モルタルの強度と仕上がりを左右します。
③空気を圧縮してモルタルを送り出す
圧縮空気の力で、混ぜたモルタルをホースから吹き付け。
斜面にしっかりと密着させるため、角度や圧力の調整も職人技です。
枠内に重鎮されたモルタルは、丁寧にコネなでされて仕上げていきます。
〜現場で働く人たちのリアル〜
「最初はウエスト60だった。今ではこんなに屈強に!」
動画で吹付作業をしている職人さんはベテランの30年選手。ジムに通わなくても仕事を通じて自然とムキムキになります。
「最初は斜面に立つのが怖かった」
高い斜面に立ち、足元を確かめながら作業する。
最初は、正直、怖かった。
足がすくむような傾斜、重たい道具、そして吹き付ける風。
少しずつ、道具の扱い方を覚え、
仲間と声を掛け合いながら作業するうちに、
怖さは“集中”に変わっていきました。
今では、斜面に立つと気持ちが引き締まる。
「完成した斜面を見ると、やっぱり嬉しい。」
チームで苦労して仕上げた法枠。
暑さ寒さに耐えながら、冗談言って励まし合って、少しずつ仕上がっていく現場。
完成の瞬間は達成感とともに、ほんのちょっぴり名残惜しさもあります。
でも、また次の現場に向かうのがこのシゴト。
ドライブで通った日には、「あれ、お父さんの作った現場やぞ」と言いながら、遠目で景色に溶け込んだ自分の「シゴト」があります。
「何年経っても残る仕事」とはこのことです。
私たちと一緒に、斜面を守る仕事をしませんか?
「何年も崩れずに地域を守ってくれると思うと、責任もあるけど、やりがいも大きい。」
法枠吹付工は、自然と人の暮らしをつなぐ仕事。
斜面に立ち、材料を整え、技術を刻む——その一つひとつが、地域の安全につながっています。
暑い日も寒い日も、仲間と励まし合いながら進める現場。
完成した斜面を見上げると、そこには確かな達成感があります。
私たちは、そんな現場を一緒につくってくださる方を募集しています。
経験は問いません。
「やってみたい」という気持ちがあれば、しっかりサポートします。